息子たちがこの中学校の生徒でよかったなぁ
先生と話して、ほんのちょっとしたことだけど
ちゃんと向き合ってくれてる、しっかりした先生だなって思った
そんな話
息子の中学校の先生からの謝罪
仕事中にポケットの中でスマホが震えた
ん?長いな、、電話か
中学校から電話だ
あとで折り返しかけてみた
「すみません、電話した先生が今席を外しているので、こちらからかけなおさせます」とのこと
みいや「私も仕事中なので、出られなかったらすみません、、、」
その後折り返し電話があった。
たまたま電話に出られるタイミングで、電話に出てみた
先生の謝罪
「みいやさん、、、じつはお詫びしたいことがありまして、、、」
息子が何かやっちゃったのかな??と思ったんです
どうやら違うみたい
先生「申し訳ありません。息子さんが一生懸命に取り組んだテスト用紙を紛失してしまいました。テスト用紙は集めた後にまちがって他の重要書類をシュレッダーするときに混ざった可能性が高く、裁断してしまったようなんです。まことに、申し訳ありません。息子さんにはすでに説明してあり、再テストを受けてもらえるように伝えました。」
先生「それで、この件についてお詫びしたくて、今晩お宅に伺って直接お詫びしたいのですが、よろしいでしょうか?」
といった内容だったんです
怒る人は怒るのかもしれませんよね
みいや「事情は分かりました。息子にも伝わって再テストしてくれることで話はまとまっているんですよね?それならば、内容は理解したので、この電話で収めてもらってもかまわないですよ」
先生「そういうわけには、、、。夜遅くなっても構わないので、伺うわけにはいかないでしょうか?直接お詫びをしたく思います」
みいや「、、、そうですか。直接話したいというご事情も察しますので、わかりました。9時半くらいになりますが、、、よろしいですか?」
先生「はい。こちらこそお仕事帰りの遅い時間の訪問とご迷惑おかけいたします」
こんな内容だった
自宅に先生が来て、お詫びされた
その後約束通り先生が来られた
教頭先生と、技術家庭担当の先生の二人
紛失したテストは技術家庭のテストだったためだ
ちなみに、なぜうちの子のテストがなくなったのか?
じつは、テストの日に病欠したのだ
だから、他のクラスのみんなとは違う日程でテストを受けたのだ
一緒に受けた子がもう一人いるらしいが、その子の分も息子によると同じように紛失したそうだ
つまり先生は、今日2つの家に謝りにに行っているのだろう
自宅に来た先生は自己紹介ののち
「電話でお伝えした通りですが、息子さんが頑張っていたテスト用紙を紛失するというあってはならないミスをしてしまいました。2度とこのような事態を起こさないよう努めてまいります。申し訳ございませんでした。息子さんには説明して、本当に申し訳ないのですが、再度テストを受けていただくようにお願いしました。この件でもちろん不利になるようなことはありませんし、配慮を十分にいたします」
というような内容
息子は中学3年生で受験生なので、先生も重く受け止めているようだった
みいや「別枠でテスト受けるってイレギュラーだったからいつもと違う流れでテスト用紙回収して失敗したんですよね、きっと。わかりました。」
みいや「まぁ、息子が納得して再テスト受けると言っているのであれば私としてはこの件はこれで終了で構いません」
みいや「それよりも」
みいや「今日来てくれたのって、先生方が扱っているのが『子供たち』だからなんでしょう?正直に嘘をつかずに『ごめんなさい』って言いに来てくれてありがとうございました。やってもーたもんは仕方ないですよ。『失敗した、ごめんなさい、こう対処するからお願いできないか?』ってちゃんと言ってくれたじゃないですか。」
みいや「子供らにちゃんと正直に謝る姿見せてくれてるんでしょう?来てくれてありがとうございました」
カッコいいこと言ったつもりもないですが
先生は別に手土産もってきたわけじゃない
ただ謝りにきた
教頭先生っていういわば上司に連れられて恥をかきに来てくれたのは、ドアの向こうで聞いているであろう子供たちに嘘をつきたくない姿勢だと思った。
先生「、、、そこまでご察しいただいて、、本当に申し訳ありませんでした、、」
みいや「いえ、失敗なんて誰でもしますから。まっすぐに謝ってくださったことの方がわたしにはありがたいですから」
ひたすら頭を下げて先生は帰られた
息子たちへ
部屋では息子が待っていて
じつは息子は双子なのですが、二人で座って待っていた
息子「先生帰ったん?」
みいや「うん、あやまってくれた」
息子「うん」
みいや「ねえ、ふたりともさ。先生がここまで謝りに来てくれたの、なんでなのかちゃんと考えてね。」
息子たち「うん」
みいや「パパは先生に電話で『家にまで夜遅いし来なくても大丈夫ですよ』って伝えたんだけど、どうしても謝りたいって来てくれた。もちろんパパに謝るためってのもあると思うけど、多分一番は、君たち子供らに嘘をつきたくないからだよ。大人が嘘をついてごまかす姿をみせたくない。ちゃんと悪かったら『ごめんなさい』って伝えることをしなきゃダメだって思ったから来てくれたんだよ」
息子たち「そうやね」
みいや「おまえら、ちゃんと『ごめんなさい』と『ありがとう』言える人になれよ?どっちの言葉も伝えるのにめっちゃエネルギーのいる言葉だよ。でも、これを伝えられる人になってほしいよ」
そう、『ありがとうもごめんなさいも』同じくらいエネルギーかけないと出てこない言葉なのだ
なんなら「おはよう」すらエネルギーのいる人間関係だってある
人にストレートな気持ちを伝えるのはエネルギーがいるのだよ
はなしの後に
息子たち「わかったよ」
みいや「再テスト、100点取れよ~」
息子「50点満点やもん」
みいや「うっせ~!50点満点取ってこいや~!」
おやすみ~
息子らについてくれた先生は、
ちゃんと先生だなって思った日だったよ
いい先生のいる学校に通えてよかったな
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